<あとがき> ※……という名のただの戯言(しかも無駄に長い)ですので、余韻・雰囲気を壊したくない方は、読み飛ばすことをおすすめします。
BLEACH二次創作第一弾。
「memories in the rain2」のルキアです。
赤い花=海燕の血。
あんな形で抱きしめた海燕の感触は、海燕を貫いた感触は、一体どんなものだったのか……
そんなことを考えてたら、降りてきたものです。
曼珠沙華の花言葉は、「想うは貴方ただ一人」「悲しい思い出」、だそう。
……初恋だったりしたんじゃないのかな……(恋次は。←貴様それでも恋ルキ派か)(※1)
「此の胸を永遠に刺し続ける」。きっとそう思ってただろうと。
でも、150話『COUNTDOWN TO THE END:0』の
「海燕殿に導かれ そして 一護に救われた」
に続くんですよ。
痛みは消えないし、忘れられるはずもないけど。
棘はやがて抜け、永遠も永遠じゃなくなる。
『memories
in the
rain』で一護が死ななかったことが、どれだけ大きかったか。
もしあそこで一護が死んでたら、それこそ永遠ですよ。
それなのに、最後まで手を出さなかったルキア……(←これも彼女の凄いところだと思う。普通無理だよ)。
もう言葉になんないです。
ルキアはとても清廉な心の持ち主なんだって思った(優しいとか、そんな言葉では駄目なの)。
他人への態度や口調は偉そうなのに、自分に一番厳しくて。
けど、自分では分かってない。
だから、自分を醜いと感じてしまうんだと。
すべてが自分の為で、「私が救ったのは私自身」だとしても。
そんなもんだし、そうするしかなかったし、それによって海燕は救われて、浮竹だって助かったんだから。
醜くなんかないよね。
奥さんもさぞ素晴らしい女性だったんでしょうけど、ルキアはルキアで気高いし、美しいです。
とにかくもう、ルキアが思ってた以上に、想像が追いつけない位に、ずっと深くて深くて……
↑で「〜に続くんです」とか書きましたが、これが降りてきたのは、『COUNTDOWN
TO THE
END:0』を読む前夜。
この奇跡のようなタイミングは何なんでしょう……号泣する準備はできていた?
そりゃ泣きますよ(※2)。入り込み過ぎと言われようが何だろうが、泣きますよ。
読んだ後は、しばらくこれに手をつけられませんでした。
何も出来ず、ネサフもせず、毎週楽しみにしているTV番組も録画したまま放ったらかす有り様。
余韻を壊したくなくてっていうのもあるけど、ルキアが私の中に巣食った、そんな感じで。
早く幸せになって下さい。心からの笑顔が、偉そうな態度が、早く見たいです。
※1
半平太も同じ考えなんですけど。私達は恋ルキ派ですが、もっと具体的にいうと、「これからの恋ルキ派」なのです。
もし、海燕と出会う前に、ルキアがハッキリ恋次への想いを自覚していたのだとしたら、離れたからってすぐ海燕に心奪われたりはしないと思うんですよ、彼女の性格的に。
深く絶大な尊敬・信頼・憧れで止まってたかと。
自分で言ってて悲しいですけど……(苦笑)。
何にせよ、海燕殿あってのルキたんであることには変わりません!
恋次はそれらすべてひっくるめて、ルキたんを包みこむのです! まずは告白からだ恋次!!
※2
自分でも信じられない位泣いてしまったんです。ルキアの想いに。
死なないのは分かってるので(それじゃ延々やってきた話の意味が無いですし)、なかなかページをめくらず……
やっとめくった時には、やっぱり現れたマント王子に「『よう』じゃねぇっ!!」と思い切りツッコミました(笑)。
(☆ この作品・及びあとがきは、2004年10月に書かれたものです)