○ RA型ヒューマノイド ○
人間型の素体に、内装は擬似骨格・内臓・筋肉、外装は擬似皮膚によって創られているヒューマノイド。
性別の変更等、最初の素体から大きくかけ離れたプログラムや書き換えは不可(メンタル面は可能)。
知能は高く、自我も持てる。
UA型には劣るが、それでも人間に近しいヒューマノイド。
識別用アクセサリーの着用義務あり(デザインは型番によって異なる)。
地球人によって創られたが、時期がUA型と重なった為、あまり人気が出ず、3年程で生産停止になった。
しかし最近では人気が復活し、ニュータイプが安く売られている(多少性能は落ちる)と同時に、過去のものはアンティーク扱いされ、プレミアがついている。
量産タイプと、同じものは存在しないフルオーダータイプとがある(リンメイはこれにあたる)。
*ヒューマノイドは一般的に『ロボット』と呼ばれることが多い。蔑称めいて『人形』と呼ばれることも。
*その他、人型ロボット以外にも、ロボットは存在する。ペット的な愛玩物や、工業用……等々。
*以上、いずれもロボット工学三原則(※)に基づく。
特別に改造された戦闘用・警備用ロボットもいるが、指名手配犯罪者や現行犯以外の一般人に手を出すことは出来ない。
殺傷能力のある武器の携行は禁止。
違法改造、または故障などにより罪を犯したロボットが対象の場合は、頭脳を破壊しない程度(情報データ保存の為)の攻撃行為は許可される。
個人所有のロボットが、戦闘・賞金稼ぎ等に従事するには、マスターがそういった職業に就いていることが必須。単独では許されない。
※ <ロボット工学三原則(Three Laws Of Robotics)>
第一条/ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することにより人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条/ロボットは人間に与えられた命令に服従しなくてはならない。ただし、与えられた命令が第一条に反する場合はこの限りではない。
第三条/ロボットは、前掲第一条及び第二条に反するおそれのない限り、自己を守らなければならない。
☆SF作家アイザック・アシモフが提唱したロボットの行動規範(正確には彼の作品を読んだ雑誌編集者ジョン・W・キャンベルが、物語中のロボットの行動規範を見抜き、三原則として抽出したもの)。今日のロボットSFのベースとなっている。
Humanoid
※ 『solitary marionette』は『アルフィニーア』という物語の
ヒューマノイド達に焦点を当てた、外伝シリーズにあたります。
本編『アルフィニーア』は人間視点で、主役はナギ。
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舞台は未来。 地球と環境の酷似した惑星、「アルフィニーア」。 そこに移住し、生活する地球人と、 超高性能アンドロイド=ヒューマノイド達が織り成す物語。 |
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22世紀後半〜23世紀初頭。
地球人は太陽系を主な活動範囲とし、隆盛していた。
しかし、地球にて世界的な大戦が勃発。
終戦を迎えた時には環境汚染等が亢進。
以前からあった太陽系外惑星移住計画に拍車がかかり、遂に実現に至る。
そして三度目の惑星移住計画。
船団を組んでの航海途中、大規模な宇宙嵐に遭遇。
次元の歪みに巻き込まれ、主船を含む数隻が別の銀河系に飛ばされてしまう。
数年間(地球時間)の放浪の後、ようやく惑星「アルフィニーア」を発見・着陸。
アルフィニーア人=アルフィータに手厚く迎えられ、与えられた島に移住する。
地球人が新たな故郷に辿り着いて、30年。
物語はここから始まる。
当時の地球人の総数は、およそ5万弱。人種も様々。
与えられた島では、地球人による自治が行われている。
アルフィータは助言や援助を求められる場合以外は、内政干渉をあまりしない。
しかし、アルフィータ側からの要求の最重要事項により、
・〔アルフィータにあらゆる事項・または方法で干渉することは許されない〕
・〔地球人は自治領より区切られた領土・領海外を侵してはならない〕
と取り決めされている。
もしもこれを犯すことがあれば、直ちに自治権を取り上げられる。
極めて友好的・好条件ではあるが、あくまで二者間の力関係は、アルフィータが上であるといえる。
地球人の移住から約10年後、アルフィータは忽然と姿を消す。
その理由は未だ明らかにされていない。
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アルフィニーアに住む地球人の5分の1は、 冷凍保存された精子と卵子から誕生している。 そうした人工受精によって生まれる子供は、 ・二親、あるいは片親が存命の者と、 ・既に死亡している者に分かれる。 また、 ・母親や代理母が出産するケースと、 ・子宮に見立てた培養槽から生まれるケースとがある。 培養槽生まれの子供は特別施設にて育てられ、 ・里親に貰われる者もいれば、 ・成人するまで施設で生活する者もいる。 ナギはすべてにおいて後者にあたる。 ![]() |
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惑星「アルフィニーア」の元からの住人のこと。 =先住民。 地球人よりも高度な科学力を持っている。 非常に大人しく友好的だが、滅多に地球人の前に姿を現さない。 助力・協力の際も、殆どセラフィを通しての間接的な方法を取っていた。 更にその後、表立った地球人との関わりを断つ。 現在アルフィータと繋がりがあるのは、ごく一部の政府上層部のみである。 |
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