お気に入りの場所で

たった一人きりで

大好きな本を開くことは

まだ見ぬ未来を 拓くことに似ている





現実にはない扉をノックして

見えない鍵をポケットから探して

重たい木の扉を開ける

そんな瞬間に似ている





不思議な光に瞳(め)を閉じて

耳を澄ませば

美しい歌声 笛の音

何処からか 花の香り





一歩足を踏み入れて

どんな世界が待っているのか

創りだすのは自分

前を歩く案内人は

優しい本のにおいがする





そうして本を閉じれば

束の間の冒険は終わりを告げる

ただ 心だけが

永遠の旅人















おそらく後にも先にもこれ以上のものは載らない、と断言出来るくらい古いもの。化石。
出来心とはこういうことをいいます。


こんなのが母校の文集(のようなもの)に残ってんですよ。いいんですか先生。


無題だと色々都合が悪いので、無理矢理付けたタイトル……
すみません、浮かびませんでした。
そのうちこっそり変わってても、大人の笑顔で見て見ぬフリをして下さい。

……「あなたが付けるベストタイトル!」募集とかしちゃ駄目ですか?















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