日曜日の法則
哀しくて眠れないのなら ブラインドを開けてみよう
朝が来る一瞬前の景色
君は知っているかい?
幼い頃に夢見てた未来は いつも童話じみていたけど
それを信じる心は 時間の中に消えて行く
子供は大人になるから
自分を好きになるのはとても難しいけれど
必要(いら)ない人間がいないなんて 誰かがついた嘘だけど
燃えるような黄金(きん)色を 美しいと感じたなら
きっと 君はまだ大丈夫
目が冴えて眠れないのなら 起きて森まで出かけよう
誰もいない日曜日の小径
静かな朝のにおい
樹々に抱かれ 草の上に寝そべる こここそが緑の楽園
自然に少し還れば 思い出すはずの法則
たった一人の無力さを
君一人いなくても 世界はいつもと同じだし
何かする為に生まれるなんて 誰かがついた嘘だけど
失くした心の透明を 惜しいと感じたなら
きっと 君はまだ大丈夫
――心にしっとりと浸される
虫の声 鳥の歌 白い朝もや 葉の上の小さな雫
ようく見てごらん
そして 考えてごらん
清らかな地球のメロディーは 君の魂(こころ)を正常に戻す
そう あの頃は確かに無垢だったね
だけど 時間は止まってはくれない
絶えず何かを教え続ける
聖なるものなんて存在しないんだ
純粋なままの人間なんて 何処にもいないんだ
だから 自分を憎むのはやめよう
何かひとつでも 愛しいものがあるのなら
あがいても あがいても あがいても
君は 生きなければならない――
優しい風の声は 決して聴けないだろうけど
人間(ひと)に出来ないことはないなんて 誰かがついた嘘だから
もう 追憶の中に自分を捜さなくていい
今 君はここにいるから
<COMMENT>
かなり古いものです(「夢想飛行」や「探しもの」程ではないですが)。
勇気あるなー、自分……
古過ぎてもう何が何だか。
このいかにもな素人臭さが(いや素人ですが)、かえって良いのではないかと(苦笑)。
ダッシュ(――)の中は語り(聞こえるか聞こえないか位のボリュームで、曲に溶け込んでるイメージ)。
なので、「詞」とは微妙に違うのです。
同じ「詞」として読むとちょっとアレなので、カットしようと思ったんですが……
無かったら無いでイマイチよく分からないものになるので、腹を括って載せました。
これはフルコーラス、オリジナルの曲があります。
しかも、詞を書いた後に、曲が付いたの。
「それがどしたの?」とお思いになるでしょうが……
私、音は言葉と違って降ろそうと思っても降ろせない(自然に浮かんだり、降りてくるのを待つしかない)ので、そういうことはないに等しいのですよ!
凄いことなんですよ、私にとっては!
どうでもいいでしょうけれども(爆)!
とは言え、作曲ソフトも持ってないので(何年も欲しい欲しい言いつつ……)、この曲は私の頭の中でしまわれているだけ。
楽譜にすらしていませんでした。
が、2年程前ふと思い立ち、携帯でオリジナル着メロを作成してみたんです。
ちゃんと上下、動きの違うハモリもつけて(無謀……素直に3度変えてりゃいいのに……←だってつまんないじゃん!)。
流石に32和音とかは無理ですが、つーか面倒過ぎて死にますが、オルゴール系の音を使うと結構聴けるんですよ♪
で、それを同じ携帯メーカーのたつみ姫に送り付けたところ(他社では圧縮されて音質が落ちるので)……
何と、アラームに使ってくれる程気に入って頂けまして、とってもとっても感激でした☆
たつみ姫、ありがとう\(^o^)/!
優しいようで、実は厳しかったりする詞。
でも、誰かがついた嘘だからね。